税理士が監修。年間500件以上のマイナンバーカード活用申告サポートの実績に基づく実務情報を掲載しています。
マイナンバーカードを使った確定申告の方法
【スマホ完結の全手順】
マイナンバーカードを使ったスマホ完結の確定申告を、カード取得から電子証明書の更新、Android/iPhoneのスマホ用電子証明書、Face ID活用まで完全ガイド。2026年1月のiPhone対応新機能を反映した最新版です。
🏆 結論:iPhoneユーザーは2026年から「カードかざし不要」のFace ID申告が可能
2026年1月以降、iPhoneのマイナンバーカード機能が確定申告に対応。Face IDで本人認証が完結し、物理カードを取り出してかざす作業が不要になりました。Androidは2025年1月から既に対応済み。本記事では、マイナンバーカードの取得・電子証明書の更新・スマホへの搭載・確定申告までの全工程を解説します。
マイナンバーカードと電子証明書の基礎知識
確定申告で使うのは「物理カード」だけでなく、内部の「電子証明書」が本体です。マイナンバーカードに搭載されている2種類の電子証明書
| 電子証明書 | パスワード | 確定申告での用途 |
|---|---|---|
| 利用者証明用電子証明書 | 数字4桁 | e-Taxへのログイン認証 |
| 署名用電子証明書 | 英数字6〜16文字 | 申告書送信時の電子署名(実印相当) |
参考: 総務省「マイナンバーカード」
マイナンバーカードと電子証明書の有効期限
| 対象 | 有効期限 |
|---|---|
| マイナンバーカード本体(発行時18歳以上) | 発行から10回目の誕生日まで |
| マイナンバーカード本体(発行時18歳未満) | 発行から5回目の誕生日まで |
| 電子証明書(両方とも) | 発行から5回目の誕生日まで |
⚠️ 電子証明書の有効期限切れに注意
電子証明書の期限切れに気づかず確定申告期間ギリギリに更新が必要になるケースが多発しています。マイナンバーカード本体は10年有効でも、電子証明書は5年で切れます。期限の3ヶ月前頃に通知書が届くため、必ず開封・確認してください。確定申告前の1〜2月は窓口が大混雑するため、早めの更新を強く推奨します。
電子証明書の有効期限確認方法
| 確認方法 | 手順 |
|---|---|
| ①カード券面で確認 | カード表面に手書き欄あり(発行時記入) |
| ②マイナポータルで確認 | マイナポータル→「マイナンバーカード」メニュー |
| ③JPKI利用者ソフトで確認 | 公的個人認証ポータルサイトのソフトで確認 |
【パターンA】マイナンバーカードをまだ持っていない人の取得手順
未取得の方は、市区町村への申請から受取まで1〜2ヶ月かかります。確定申告期に間に合わせるなら12月までに申請するのが安全です。マイナンバーカード取得の4ステップ
| ステップ | 作業 | 所要日数 |
|---|---|---|
| ①交付申請 | スマホ・PC・郵送・証明写真機で申請 | 10〜30分 |
| ②交付通知書の到着 | 市区町村から「交付通知書」がハガキ等で届く | 1〜1.5ヶ月 |
| ③市区町村窓口で受取 | 本人確認書類持参で受取・パスワード設定 | 30分〜1時間(混雑時2〜3時間) |
| ④マイナポータル登録 | スマホでマイナポータルアプリ初期設定 | 15分 |
申請方法4種類の比較
| 申請方法 | 必要なもの | 費用 |
|---|---|---|
| スマホ申請(推奨) | 交付申請書のQRコード+スマホ顔写真 | 無料 |
| PC申請 | 交付申請書ID+デジタル顔写真 | 無料 |
| 郵送申請 | 交付申請書+顔写真+切手 | 切手代 |
| 証明写真機申請 | 対応機種に交付申請書を持参 | 700〜800円 |
💡 受取時に必ず確認すべきこと
①4桁の暗証番号(利用者証明用)②6〜16文字の英数字パスワード(署名用)を必ずメモして保管。確定申告時に必ず必要です。受取時にこれらを設定し忘れると、後日また窓口に行くことになります。
【パターンB】カードはあるが電子証明書の有効期限切れ
電子証明書だけが切れていても、カード本体は有効です。市区町村の住民票担当窓口で電子証明書のみ更新できます。電子証明書更新の3ステップ
| ステップ | 作業 |
|---|---|
| ①事前確認 | 既存パスワード(数字4桁・英数字6〜16文字)を準備 |
| ②市区町村窓口へ | マイナンバーカード持参・住民票担当窓口 |
| ③その場で更新完了 | 15〜30分・手数料無料 |
⚠️ パスワードを忘れている場合
電子証明書更新時には既存パスワードの入力が必要です。忘れている場合は事前に再設定してから更新するか、窓口での再設定+更新を一度に依頼します。コンビニのキオスク端末でも一部初期化対応可能です。
スマートフォンのマイナンバーカード機能
2025〜2026年の大きなトピックは、マイナンバーカードを「スマホに搭載」できるようになったことです。Android「スマホ用電子証明書」(2023年5月開始・2025年1月e-Tax対応)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用開始 | e-Tax対応:2025年1月6日〜 |
| 対応端末 | 対応Android機種(マイナポータルで確認) |
| 搭載される情報 | 電子証明書のみ(基本4情報・マイナンバーは非搭載) |
| 本体カードの必要性 | 初回設定時のみ必要・申告時は不要 |
| パスワード代替 | 指紋認証・顔認証(端末対応の場合) |
iPhoneのマイナンバーカード(2025年6月開始・2026年1月e-Tax対応)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用開始 | 確定申告対応:2026年1月から |
| 対応端末 | iPhone7以降・iOS 16.4以上 |
| パスワード代替 | Face ID(顔認証)・Touch ID |
| 提供方式 | Apple Walletに格納 |
🧮 iPhoneユーザーの劇的変化
2026年からの確定申告は、iPhoneにマイナンバーカードを搭載しておけば、物理カードを取り出してかざす作業が不要になります。Face IDで2回認証(ログイン+電子署名)するだけで申告完結。NFC読取エラーに悩まされる時代は終わりました。
スマホへの搭載手順(共通)
- マイナポータルアプリを最新版にアップデート
- アプリのメニューから「スマートフォンのマイナンバーカード」を選択
- 物理マイナンバーカードを読み取る
- 署名用パスワード(英数字6〜16文字)を入力
- スマホ用のパスワードを設定
- 搭載完了
マイナンバーカードでスマホ完結の確定申告手順
物理カードまたはスマホ用電子証明書のどちらでも、基本フローは以下の通り。スマホ完結申告の8ステップ
| ステップ | 作業 |
|---|---|
| ①事前準備 | マイナポータルアプリ・e-Taxアプリを最新版に |
| ②マイナポータル連携設定 | 「確定申告の事前準備」でデータ取得設定 |
| ③確定申告書等作成コーナーへアクセス | 「マイナポータル」の「確定申告」から開始 |
| ④マイナポータルログイン | Face ID/Touch ID/4桁パスワード認証 |
| ⑤データ自動取得・確認 | 源泉徴収票・控除証明書等を確認 |
| ⑥追加入力 | 事業所得・自動取得されないデータを手動入力 |
| ⑦電子署名・送信 | 署名用パスワード(英数字)で送信 |
| ⑧受信通知の確認・保存 | 控えPDFと入力データをローカル保存 |
💡 e-Tax操作の詳細手順
確定申告書等作成コーナーの画面別操作手順、エラー対処法は「e-Tax(電子申告)の確定申告のやり方」で詳しく解説しています。
マイナポータル連携で自動取得できるデータ
マイナポータル連携を設定しておくと、毎年の確定申告で大量の控除証明書等が自動取得・自動入力されます。2026年(令和7年分)時点の対応データ
| 分類 | 対応データ |
|---|---|
| 収入関係 | 給与所得の源泉徴収票・公的年金・株式特定口座年間取引報告書 |
| 収入関係(2026年新対応) | 生命保険契約等の一時金・年金・損害保険契約等の満期返戻金等 |
| 控除関係 | 医療費通知・ふるさと納税・生命保険料・地震保険料・iDeCo・小規模企業共済・住宅ローン控除関係 |
| 控除関係(2026年新対応) | ふるさと納税以外の一部の寄附金 |
📢 連携には事前申し込みが必要
マイナポータル連携は、データ提供元(保険会社・自治体・金融機関等)ごとに事前申し込み(同意)が必要です。確定申告期に慌てて設定するとデータ取得が間に合わないことがあるため、年内12月までに設定しておくことを推奨します。
マイナンバーカード活用申告のメリット5選
📋 マイナンバーカード×確定申告の5大メリット
- 青色申告65万円控除の取得(郵送・窓口は55万円に減額)
- 還付金が約3週間で振込(郵送は1〜1.5ヶ月)
- マイナポータル連携で控除証明書を自動取得(入力工数大幅削減)
- 添付書類の省略(医療費・寄附金等の証明書添付不要)
- 24時間提出可能(税務署の営業時間に縛られない)
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詳しくはこちらから →マイナンバーカードを使えない・使いたくない場合の代替手段
物理カードが手元にない、操作が不安、機種未対応などの理由でマイナンバーカードを使えない場合の選択肢です。| 代替手段 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 既存ID・パスワード方式 | マイナンバーカードなしでもe-Tax可能 | 2025年9月末で新規発行停止 |
| 郵送提出 | マイナンバーカード不要 | 青色55万円控除に減額・還付遅い |
| 税務署窓口提出 | 職員に質問可能 | 混雑・営業時間制限・55万円控除 |
| 税理士に依頼 | 税理士の電子署名で65万円控除取得・自分のマイナンバーカード不要 | 税理士費用 |
💡 税理士関与なら自分のマイナンバーカード不要
税理士に依頼すれば、税理士の電子証明書で代理送信されるため、依頼者本人のマイナンバーカードは不要です。それでも青色申告65万円控除は取得できます。マイナンバーカード未取得・操作不安・スマホ非対応機種ユーザーには有効な選択肢です。
よくある質問(FAQ)
📋 まとめ
- マイナンバーカードには2種類の電子証明書(数字4桁・英数字6〜16文字)が搭載
- カード本体は10年・電子証明書は5年で有効期限切れ
- 未取得者は申請から受取まで1〜2ヶ月。確定申告期に間に合わせるなら12月まで
- Android「スマホ用電子証明書」は2025年1月からe-Tax対応
- iPhoneのマイナンバーカードは2026年1月から確定申告対応・Face ID活用可
- マイナポータル連携で源泉徴収票・控除証明書等を自動取得
- マイナンバーカード未取得でも、税理士依頼なら65万円控除取得可能
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