個人事業主の税理士費用相場|売上規模・依頼内容別の料金パターンと安く抑える方法

確定申告ドットコム|公認会計士・税理士監修
公認会計士(第28451号)・税理士(第142873号)が監修。年間多数の個人事業主・フリーランスの確定申告を支援。本記事では実際の見積もり経験から、料金相場と費用を抑えるコツをお伝えします。
📊 料金相場 💡 費用節約 ✅ 公認会計士監修

個人事業主の税理士費用相場|売上規模・依頼内容別の料金パターンと安く抑える方法

「税理士に頼みたいけど、いくらかかるかわからない」「相場より高い見積もりを出されていないか不安」――そんな個人事業主・フリーランスの方に向けて、税理士費用の相場を売上規模別・依頼内容別に完全整理します。一般相場、最安水準のサービス、費用を抑える具体的な方法まで、見積もりを取る前に知っておくべき情報をすべて解説します。

🏆 結論:個人事業主の税理士費用は「3要素」で決まる

税理士費用は、①申告種類(白色/青色)、②売上規模、③依頼範囲(記帳代行の有無)の3要素で決まります。一般相場は白色5〜10万円・青色10〜20万円ですが、丸投げ特化型のオンライン税理士サービスを選べば、青色申告でも49,800円〜と、相場の半額以下で依頼できるケースもあります。

個人事業主の税理士費用相場【一覧表】

まず最初に、個人事業主が税理士に確定申告を依頼する場合の費用相場を、申告種類と売上規模別に一覧表で整理します。この表が、相場感を掴むうえでもっとも重要な出発点になります。

申告種類 売上規模 一般相場 業界最安水準
白色申告500万円未満5〜8万円49,800円〜
白色申告500万円〜1,000万円7〜10万円49,800円〜
青色申告500万円未満8〜12万円49,800円〜
青色申告500万円〜1,000万円10〜15万円59,800円〜
青色申告1,000万円〜3,000万円15〜25万円89,800円〜
青色申告3,000万円〜5,000万円20〜30万円149,800円〜

💡 実務のポイント

上記は「確定申告書の作成・提出」までの料金です。記帳代行(会計ソフトへの入力代行)を別途依頼すると、年間で5〜10万円程度の追加費用がかかるのが一般的です。本記事では「記帳代行込みのフルパッケージ」と「申告書作成のみ」を分けて解説します。

税理士費用が決まる3つの要素

税理士費用は、なぜ事務所ごとに数倍の差が出るのでしょうか。実務上、料金は次の3つの要素で決まります。この構造を理解すれば、見積もりが妥当かどうかを自分で判断できるようになります。

要素1:申告種類(白色/青色)

個人事業主の確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があり、青色申告のほうが料金が高くなるのが一般的です。理由は、青色申告では複式簿記による記帳が必要で、貸借対照表・損益計算書の作成、青色申告決算書の整備など、税理士側の作業量が白色申告と比べて2倍以上になるためです。

白色申告は収支内訳書のみで足りる簡易な申告で、税理士費用は5〜10万円が相場。青色申告は10〜20万円が相場で、特に65万円控除を狙う場合は要件を満たした帳簿整備が必要になり、料金がさらに上がります。

要素2:売上規模(年商)

年商が大きくなるほど、取引件数・仕訳数・経費の種類が増え、税理士の作業量も比例して増加します。実務では、売上規模を以下のように区分して料金を設定する事務所が多いです。

売上規模 作業量の目安 料金の上昇傾向
500万円未満取引件数 月50件未満基準価格
500万円〜1,000万円取引件数 月50〜100件+1〜2万円
1,000万円〜3,000万円取引件数 月100〜200件 + 消費税申告必要+5〜10万円
3,000万円〜5,000万円取引件数 月200件超 + 消費税の本則計算検討+10〜15万円
5,000万円超消費税の簡易課税不可、本則計算必須+15万円〜

特に注意すべきは、年商1,000万円を超えると消費税の課税事業者になり、所得税の確定申告に加えて消費税の申告も必要になる点です。これだけで料金が3〜5万円上乗せされるのが一般的です。

要素3:依頼範囲(記帳代行の有無)

「自分で会計ソフトに入力した状態で税理士に渡す」のと、「領収書の束を渡して全部やってもらう」のとでは、料金が2倍近く違います。記帳代行(会計ソフトへの入力作業)は税理士業務のなかでも工数がかかるため、追加費用として年間5〜10万円程度が上乗せされます。

📢 記帳代行ありとなしで何が違うか

記帳代行なし:自分で会計ソフトに毎月入力 → 税理士は決算チェックと申告書作成のみ。年間費用は5〜10万円。
記帳代行あり:領収書・請求書を税理士に丸投げ → 税理士が会計ソフトに入力+決算+申告。年間費用は10〜20万円。
本業に集中したい人は記帳代行ありを選ぶ価値があります。

依頼パターン別の費用シミュレーション【3パターン】

実際の個人事業主のケースで、依頼内容によって費用がどう変わるかを3パターンでシミュレーションします。「自分のケースはどのパターンか」を把握する参考にしてください。

🧮 シミュレーション前提

申告種類:青色申告(65万円控除)/申告期間:令和7年分(2026年2月〜3月申告)/消費税の取扱い:免税事業者または簡易課税

パターンA:年商400万円のフリーランスITエンジニア

状況:自宅兼オフィスで業務委託契約、月の取引件数は10〜20件、自分で会計ソフト(freeeまたはマネーフォワード)に入力済み。

項目 一般相場 業界最安水準
確定申告書作成・提出8〜12万円49,800円
記帳代行不要不要
消費税申告不要(免税事業者)不要
年間合計8〜12万円49,800円

パターンB:年商800万円の飲食業(個人店)

状況:店舗あり、現金商売中心、月の取引件数は150件超、領収書の束を税理士に渡したい。

項目 一般相場 業界最安水準
確定申告書作成・提出10〜15万円59,800円
記帳代行+5〜8万円+30,000円
消費税申告不要(免税事業者)不要
年間合計15〜23万円89,800円

パターンC:年商2,500万円のEC事業者

状況:ECサイト運営、月の取引件数200件超、消費税課税事業者(インボイス登録済み)、簡易課税選択。

項目 一般相場 業界最安水準
確定申告書作成・提出15〜20万円89,800円
記帳代行+8〜12万円+50,000円
消費税申告+3〜5万円+10,000円
年間合計26〜37万円149,800円

3パターンを比較すると、業界最安水準のサービスを使えば、いずれのパターンでも一般相場の40〜60%程度のコストで依頼できることが分かります。実務では、年商規模が大きくなるほど価格差が拡大する傾向があります。

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顧問契約とスポット契約はどう違う?

税理士との契約形態には大きく分けて2種類あり、料金体系がまったく異なります。「自分にはどちらが合うか」を見極めることが、無駄な費用を払わないための第一歩です。

顧問契約:継続的な税務サポートを受けたい人向け

毎月一定額の顧問料を支払い、税務相談・節税アドバイス・年末調整・確定申告まで包括的にサポートを受ける契約形態です。月額顧問料は2〜3万円が相場で、これに別途決算料(顧問料の4〜6か月分、約10〜15万円)が加算されます。

年間トータルで考えると、月3万円×12か月+決算料15万円で年間51万円程度。これは「節税アドバイスや経営相談を年中もらえる」分の対価でもあります。本業が伸びていて、税務以外にも事業全般の相談相手が欲しい方に向いた契約形態です。

スポット契約:確定申告のときだけ頼みたい人向け

確定申告の時期だけ、申告書作成と提出を依頼する単発契約。年間1回、3月までに一括で料金を支払う形が一般的です。料金は申告種類と売上規模で決まり、白色5〜10万円、青色10〜20万円が相場。確定申告ドットコムのような丸投げ特化型サービスでは、青色申告でも49,800円〜と、業界最安水準の料金で依頼できます。

項目 顧問契約 スポット契約
年間費用相場30〜60万円5〜20万円
サポート範囲年中無休申告期のみ
節税アドバイスあり限定的
税務調査対応含む別料金
向いている人事業拡大期本業集中したい人

💡 実務での見極め方

年商1,000万円未満で、節税よりも「とにかく申告を終わらせたい」が優先のフリーランスはスポット契約一択。年商3,000万円超で、消費税・在庫管理・複数取引先の経理が複雑になってきた段階で、顧問契約を検討するタイミングです。

税理士費用を抑える5つの方法

「相場より安く依頼したい」というニーズは多くの個人事業主が抱えています。実務で効果が大きい順に、5つの具体的な方法を紹介します。

方法1:オンライン特化型の税理士サービスを使う

従来の税理士事務所は、対面打合せ・郵送書類のやり取りなど、人件費・物件費がかかるため料金が高くなりがちです。一方、オンライン完結型のサービスは、ZoomやLINEで完結し、書類はクラウド上でやり取りするため、固定費を圧縮できる分、料金が3〜5割安くなります。

確定申告ドットコム(49,800円〜)や弥生のオンライン代行(5〜10万円)は、その代表例です。サポート品質は対面と遜色なく、地方在住で近くに税理士がいない方にもおすすめです。

方法2:自分で記帳代行をやる

記帳代行を税理士に依頼すると、年間5〜10万円の追加費用がかかります。会計ソフト(freee:月980円〜、マネーフォワード:月980円〜)を導入して自分で入力すれば、この5〜10万円を節約できます。

クラウド会計ソフトは銀行口座・クレジットカードの自動連携機能があり、月10時間程度の作業で年間の記帳が完了します。時給換算で5,000円以上の本業がある人なら、自分で入力する方が経済的に合理的です。

方法3:早めに依頼する(繁忙期割増を避ける)

税理士業界の繁忙期は1月〜3月で、この時期に駆け込みで依頼すると、20〜50%の割増料金を取られるケースがあります。実務では、12月までに依頼を確定させると、通常料金で対応してもらえる確率が高くなります。

確定申告ドットコムのような丸投げ特化型サービスは、繁忙期でも料金を変えない事務所が多いため、ギリギリで依頼する場合はそうしたサービスを選ぶのが賢明です。

方法4:複数の税理士から相見積もりを取る

同じ条件でも、税理士事務所によって2〜3倍の価格差があるのが実情です。最低3社から見積もりを取り、内訳を比較することで、適正価格を見極められます。比較ポイントは「申告書作成料」「記帳代行料」「消費税申告料」の3項目で、合計だけ見ると判断を誤ります。

方法5:免税事業者なら消費税申告料を払わない

年商1,000万円以下の免税事業者は、消費税の確定申告は不要です。にもかかわらず、見積もりに消費税申告料が含まれているケースがあります。免税事業者であることを最初に伝え、不要な料金が含まれていないか確認しましょう。

📢 令和8年度税制改正の影響

令和9年分以後(2027年以降)、青色申告特別控除が現行65万円から最大75万円に引き上げられる見込みです。ただし、75万円控除を受けるには「e-Taxによる期限内申告」と「優良な電子帳簿の保存」が必要で、紙申告では一律10万円控除に縮小される予定です。令和7年分(2026年2月〜3月申告)はまだ現行ルール(65万円控除)が適用されます。

税理士費用は経費にできる

あまり知られていませんが、税理士に支払った費用は、確定申告で経費(支払手数料)として全額計上できます。これにより、税金を計算する元となる課税所得が減るため、実質的な税理士費用は表示価格より3〜5割安くなる効果があります。

所得税率 住民税 合計税率 10万円の税理士費用の実質負担
5%10%15%85,000円
10%10%20%80,000円
20%10%30%70,000円
23%10%33%67,000円
33%10%43%57,000円

所得税率が33%(課税所得900万円超)の人なら、10万円の税理士費用の実質負担はわずか5.7万円。表示価格より43%も安くなる計算です。「税理士費用は高い」と感じる前に、税金との相殺効果を加味した実質負担額で判断しましょう。

業種別の料金の傾向

同じ売上規模でも、業種によって税理士費用は変わります。経理処理の複雑さが業種ごとに違うためです。実務でよく相談を受ける主要業種について、料金の傾向を整理します。

業種 料金水準 料金が変動する要因
ITフリーランス・ライター低い(相場下限)取引件数少、源泉徴収あり
飲食業(個人店)中〜高い現金商売・棚卸あり
EC・物販中〜高い在庫管理・送料処理
不動産賃貸(個人)減価償却・修繕費判定
美容師・整体師低〜中取引パターンが単純
建設業(一人親方)外注費・労務費の区分
YouTuber・配信者収入源が複数・国際取引あり

💡 実務のポイント

業種特化の税理士に依頼すると、料金は若干高めですが、業界特有の経費処理や節税ノウハウが活かせるため、トータルで見るとお得になるケースもあります。「あなたの業種を年間何件扱っていますか?」と聞いて、5件以下の事務所は避けたほうが無難です。

見積もりを取る前に準備しておくこと

正確な見積もりを取るには、税理士に伝えるべき情報を事前に整理しておく必要があります。情報が曖昧なまま見積もりを依頼すると、後から「想定外の追加料金」が発生するトラブルになりがちです。以下のチェックリストを参考にしてください。

項目 確認内容
申告種類白色/青色(65万円・55万円・10万円のいずれか)
売上規模前年売上、今年の見込み売上
業種主たる事業内容、副業の有無
取引件数月平均の売上件数、経費件数
記帳状況会計ソフト利用中/未着手/領収書のみ
消費税課税/免税、簡易課税届出の有無
インボイス登録番号取得済み/未登録
従業員専従者給与の支払いの有無

これらの情報を整理したうえで、複数の税理士事務所に見積もりを依頼すると、比較しやすい同条件の見積もりが揃います。

よくある質問

税理士費用は確定申告で経費にできますか?
はい、税理士に支払った費用は「支払手数料」として全額経費計上できます。確定申告書および青色申告決算書の経費欄に記入してください。これにより課税所得が減るため、所得税率が20%の方なら実質負担は表示価格の80%相当になります。
青色申告と白色申告で、税理士費用はどれくらい違いますか?
一般的に青色申告のほうが3〜5万円高くなります。複式簿記、貸借対照表・損益計算書の作成、青色申告決算書の整備など、税理士の作業量が白色申告の2倍以上になるためです。ただし、青色申告は最大65万円の特別控除が受けられるため、税理士費用の差額以上の節税効果が期待できます。
年商1,000万円を超えると、税理士費用は一気に上がりますか?
はい、平均で5〜10万円上がります。年商1,000万円超は消費税の課税事業者となり、所得税の確定申告に加えて消費税の確定申告が必要になるためです。簡易課税を選択していれば計算は比較的簡単ですが、本則課税の場合は仕入税額の集計に手間がかかり、料金がさらに上がります。
確定申告期間ギリギリでも税理士に依頼できますか?
3月に入ってから依頼すると、繁忙期割増(20〜50%)を取られる事務所が多く、最悪受付すら断られることもあります。一方、丸投げ特化型のオンラインサービスは繁忙期でも料金を変えない事務所が多いため、駆け込みでもそうしたサービスなら相場価格で依頼できる場合があります。理想は12月までに依頼を確定させることです。
税理士に依頼すると節税できますか?
青色申告特別控除(最大65万円)の適用、必要経費の漏れ防止、減価償却資産の選択(一括償却・少額減価償却資産の特例)など、税理士のアドバイスで年間数万円〜数十万円の節税が可能なケースは多くあります。ただし、節税アドバイスは顧問契約に含まれることが多く、スポット契約の最安プランでは含まれない場合があるため、事前に確認しましょう。
税理士費用の支払いは分割できますか?
事務所によって対応が分かれます。顧問契約の場合は月額分割が標準ですが、スポット契約の場合は申告書提出時の一括支払いを求められることが多いです。確定申告ドットコムのような丸投げサービスでは、分割払いやクレジットカード払いに対応しているケースもあります。
税理士を選ぶときに重視すべきポイントは?
①料金の透明性(追加料金が発生しないか)、②自分の業種の対応実績、③連絡手段(メール/LINE/電話)、④レスポンスの速さ、の4点です。料金だけで決めると、後から「これは別料金」と次々追加されるトラブルが起きがちです。見積もりに「すべての費用が含まれているか」を必ず書面で確認してください。

まとめ:自分のケースに合った料金水準を見極めよう

📋 この記事のポイント

  • 個人事業主の税理士費用は、白色5〜10万円・青色10〜20万円が一般相場
  • 料金は「申告種類」「売上規模」「依頼範囲」の3要素で決まる
  • 記帳代行を含むかどうかで、年間5〜10万円の差が出る
  • オンライン特化型サービスを使えば、相場の40〜60%で依頼可能
  • 税理士費用は経費計上できるため、実質負担は表示価格の60〜85%
  • 令和9年分以後は青色申告特別控除が最大75万円に引き上げ予定
  • 見積もりを取る際は、申告種類・売上規模・記帳状況を整理しておく

✅ 次のアクション

  • 自分の申告種類(白色/青色)と前年売上を確認する
  • 記帳代行を依頼するか、自分でやるかを決める
  • 3社程度の税理士事務所から相見積もりを取る
  • 見積もり比較で「すべての費用が含まれているか」を確認する
  • 確定申告ドットコムの料金診断(無料)で最安料金を確認する

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